平成24年度 太平洋・瀬戸内海・日本海横断技術士会in高知

 香川県技術士会、岡山県技術士会、島根県技術士会によって平成20年から「瀬戸内・日本海縦断県技術士会」が開催されていまたしたが、平成23年度から高知県技術士会と鳥取県技術士会が加わり、名称も現在の「太平洋・瀬戸内海・日本海横断技術士会」に変わりました。

 名称が変わって2回目の大会を、高知で開催致しました。

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講演会

(1)小水力発電

篠和夫先生は、高知県小水力利用推進協議会の会長で、高知大学名誉教授。

「小水力発電」と題し、水力発電の歴史、自然エネルギ、固定価格買取制度(FIT)、地域における小水力発電の類型小水力発電の利点、クリアすべき問題点(河川法と事業主体形成)、発電のいくつかの例、高知における取組について説明をしていただいた。

 

 

(2)自然エネルギー等について

梼原町の矢野富夫町長は、「自然エネルギー等について」と題して、梼原町の概要、梼原町のまちづくり、新エネルギーへの取り組み、環境の町ゆすはらの実積等について紹介された。

梼原町は、四国のチベットと言われるほどの僻地であったが、最近は職員や町民が一丸となっていろいろと先進的な取り組みをされ、元気な美しい町になっていて、全国的に注目されている。

 

 

(3)長宗我部元親

高知県歴史民俗資料館の宅間一之館長は「長宗我部元親」と題して、詳細に調べられた「長宗我部氏関係年表」(山本大氏作成年表を一部改訂)を示しながら講演された。

館長の講演を聞いて驚いたのは、「本能寺の変」は、長宗我部元親と明智光秀が密約していた可能性があるということが、最近の研究によって明らかになってきたという話。

 長宗我部元親は、明智光秀の一番弟子であった斉藤利三の妹を妻にしている。明智光秀と近かったと考えるのが妥当である。また、「本能寺の変」があった1582年6月2日は、織田信長が四国討伐の出発日に決めていた日である。これらのことから、二人が密約していた可能性が高い。

もう一つは、元親が四国制覇を図るため、徳島や香川県に攻め込み、神社仏閣を焼き払い、五万の人を殺したという話は、二次資料に基づくものであり。信憑性に乏しいと言うこと。

当時の兵士は一領具足(半農半兵)であり、戦争は農閑期にしか行われなかったこと、戦国時代の騎馬は、日本古来の馬で、胴長短足のポニーみたいな馬であり、競走馬のように乗って颯爽と駆け回ることはできなかった、当時の武将、特に元親は信仰心が厚かったこと、神社仏閣を焼き払ったのは織田信長ぐらいであることなどから、信憑性に乏しいと言える。

元親と光秀の密約説が証明されると、長宗我部元親の人気がさらに上がり。NHKの大河ドラマになることも夢ではなくなる。

 

(4)坂本龍馬を取り巻く最近の話題

坂本龍馬記念館の森健志郎館長からは、「坂本龍馬を取り巻く最近の話題」と題して講演をいただいた。

 龍馬記念館にとって、H22年度のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の影響は大きかったようで、それまで入館者数は年間12万人であったのが、H21年に龍馬伝が話題になると24万人に増え、H22年度は44万人を超えた。福山雅治の効果は絶大であった。

龍馬記念館の特徴はリピーターが多いこと。3回や5回ではリピーターのうちに入らない。10回以上来館し、入学,卒業,就職,結婚,退職など人生の節目,節目に来て龍馬に祈願や報告をされている。

来館者による「龍馬への手紙」を読むと、3.11大地震を境に大きく変わった。以前は自分のことや家族のことであったが、地震以後は人の役に立ちたい、日本のためになりたいという内容が多くなった。

 平成23年に、龍馬記念館20周年記念事業として、会館正面に龍馬像を建てることなり、どのような龍馬像にするのか全国に募集した。たくさんいただいた中から、大分の方から提案があったシェイクハンド像に決めた。

 彫刻家に製作依頼すると、最初は断られた。彫刻は離れて鑑賞するものであり、触るものではないというのが理由。しかし、龍馬は特別ということで引き受けてもらえた。シェイクハンド龍馬像は、3人の彫刻家の先生の合作である。

大政奉還ができたのは、勝海舟,坂本龍馬,ジョン万次郎の3人が幕末に出会えたためである。勝海舟は、身分に関係なく良い意見であれば誰の意見でも公平に採用すべきと考えていた。龍馬は身分差別のない平等な社会を作りたいと願っていた。ジョン万次郎は,アメリカで民主主義や男女平等の概念に触れる一方,人種差別を実際に経験していた。

 この三人が出会ったことで歴史が動いた。龍馬がすごいのは、誰も藩のことしか考えなかったあの時代に、龍馬だけは日本のことを考えていた。

 昨年、龍馬記念館20周年記念フォーラムをアメリカで行った。そこで、嶺北高校生の大石すみれさんが、「過疎化の進む古里、嶺北をもっともっと元気にしたい、そのために、勇気をもって外の世界に一歩を踏み出し、そこから活性化のヒントをいっぱい持って帰りたい。嶺北の龍馬になりたい」と英語でスピーチされた。そのスピーチが、ハワイのプナホウスクールの理事長の心を打ち、この夏に理事長の自宅にホームステイして短期留学することになった。この学校は、オバマ大統領の出身校でもあるハワイの名門校である。

 このように世界の人との出会い、つながりが大切である。

 今年、坂本龍馬財団設を設立した。アメリカニューヨークに「龍馬 スピリッツ世界発信基地」となる「ニューヨーク龍馬(RYOMA)ミュージアム」を造ることが当面の目標である。

 台湾の元総統李登輝も熱烈な龍馬ファンである。今年の初め、新聞で李登輝が大腸がんの手術を受けたことを知り、見舞いに行きたいと李登輝事務所に電話をかけたところ、もうすっかり回復したので見舞いは必要ない。快気祝いに来て欲しいという話であったので、先日、龍馬財団の35名で台湾へ行ってきた。

 李登輝は、あと数年の人生だが残された命を人民のために捧げる。今、日本にも台湾にも必要なのは坂本龍馬であると話していた。

 高知県技術士会で坂本龍馬に関する講演を森健志郎館長にお願いするのは、今回で3回目になる。これまでに聞いた話もあったが、森館長の話術が巧みなため何度聞いても感動させられる。

 

懇親会

 17時20分より懇親会を行った。

 懇親会に先立ち、高知県技術士会の右城代表幹事が開会の挨拶をした。その中で、鳥取県技術士会から鳥取県の地酒「ねずみ男純吟」(720ml)の日本酒2本の差し入れがあったこと、岡山県技術士会から会報の贈呈があったという報告があった。

 高知県技術士会の山本克彦副代表幹事の乾杯で懇親会を始めた。

 岡山県技術士会の木口誠二会長の近況報告。日本技術士会中国本部としてはいち早く岡山県支部を立ち上げることになったという報告があった。

 島根県技術士会の林秀樹会長による近況報告

 鳥取県技術士会の伊藤徹会長からは、今年日韓技術士会が名古屋で開催されるが、二年後には松山で開催される。名古屋は派手にすると思うが、質素にすればよいという提言があった。

 香川県技術士会の武山正人会長による近況報告

 最後に、次回の開催県に決まった香川県の武山会長による中締め

 

はりまや橋で記念撮影

料亭「濱長」で二次会

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